プルズ・クエスト(第4回)
ジーヤは、ファスの手を取ると、二階へ飛び下りた。他の客人も意外と身軽に飛び下りた。と、広間に炎が入りこんできた。三階の床が焼け下ちてきそうであった。一階に飛び下りると、馬車や馬は一頭と一台だけであった。これでは全員分ない。馬車の取り合いをしているうちに、ジーヤは、馬に鞍をもう一つ乗せて、前に乗ると、ファスに乗れと身ぶりでしめした。ファスが乗ると、馬を出した。と、上で床が落ちる音がした。
大人が上を向いた瞬間に子は走ってよけたが、大人は重みと炎で落ちた床の下じきになった。ジーヤはもどって、二人ずつ馬に乗せて、小屋へ向かった。そこに子を入れると、十日分の食料と、水と短刀を売った金を渡し、ラムへ向かった。馬の足であるから、すぐに着いた。馬から鞍を取り、馬をにがした。
王都であるラムは、市でにぎわっていた。百ファンずつ分けると、言った。「四十八ウィル(二日)後ここに集まる。わかったか。」「ああ。」そして、ファルと別れた。
市の中でくさりガマを売り、刀を買った。古かったため、研ぎ屋に入った。そして、カッカルとファースを売っている場所をたずねた。すると、彼は地図をくれた。その地図をたよりに、カッカルとファースを買い、休憩場に向かった。カッカルを食べていると、王の家来が、話しかけてきた。「王が、自分の子を助けようとしている。ジーヤ殿、武人のそなたならできるだろう」その時、ジーヤは覚悟を決めた。「噂は聞いていました。で、何男ですか」「よく男と分かりましたね。三男です。」「えっ。次男までと聞いていますが。」「ここからは、秘密です。実は、王は五になる子を持っているのです。その子は特別な子で宝石のクファールをこの世で一人の守る人です。ですから盗賊に狙われているのです。」
交渉は成立した。短弓と矢三十本と食料品で干し肉を五つとファースを水筒につめた。携帯食と薬を買ってから、ファスに、話した。「いいよ。」そして、次の日、市で一番王宮が見れるところで王が叫んだ。「君たちにかかっているんだ。しっかりやってくれ。」そして、王は門を開けた。 ・・・つづく・・・
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