プルズ・クエスト(第1回)
今日は、ドワーフが以前書いた小説です。漢字・誤字等、子供なりに考えての部分もあるので、わざとそのままにしました。(打ち間違いがあれば、今後直します。) 写真は、流鏑馬祭りの稚児行列の時です。
プ ル ズ ・ ク エ ス ト
見わたすかぎり山と海だけのプルズ山脈の中心の山、プルズ山の頂上に一人の男がいた。その名をジーヤと言った。ジーヤは東の国、ランダ皇国の出身だが、ある事件に巻き込まれて、クスロと言う用心棒と旅をした。
十何年も旅をして、クスロが病死すると、自ら土に埋め、クスロの形見のくさりガマを持ち、西の国、カルズ王国や北の国、ラーナ王国を武人として旅をし、南の国、プルズ王国に着いた。プルズ山脈を進むと、日が暮れてきた。山犬におそわれてもいいように、岩肌に灰色のうすい布をかけ、そこに背をたおし、ちがう灰色の布をかけた。そうすれば山犬におそわれても布をはぎとるだけでいいし、灰色で、岩にまぎれこめるからだ。寝むりかけたとき、小さな光に気付き布をとり、近ずいて見ると、六十ずぎほどの人に会った。「お前はだれじゃ。」と、言ったきた。「おれの名はジーヤです。二十九です。」「なぜここに来た。ここらへんの森には山犬がよく出てくるから注意しな。気が許せばわしの家で一晩過ごしな。」「はい。お言葉に甘えて一晩泊めても・・」言い終わらないうちに、山犬の遠ぼえが聞こえた。「どうやらわしたちの匂いをかぎつけたたしいな。」そう言うと、その人はなぎなたを取り出し、かまえた。ジーヤもくさりガマを取り出し、かまえた。ほどなく、二匹のホタルの光のような物が見えたと思うと、次の瞬間には無数の光が見えた。しかもその光は動かない。そく目をこらして見ると、それは、山犬の目であった。「それ来た。」一匹の山犬がジーヤののど笛めがけ飛び掛かった。
ひらりとかわしたらその背をくさりガマの刃でないだ。不意をくらった山犬は横倒しになった。そのすきをついてくさりガマで顔をさいた。次の瞬間に群れでおそってきた。その人は、なぎなたを回すようにして山犬を刃でさいていった。
一方ジーヤ側はくさりガマの切っ先で背や腹をさしていった。半数ほど倒すと、山犬はさっと高い木に飛び乗った。そして、木から木へ、何度か飛んでいった後、背後からおそいかかっていた。とがった歯で背をかまれた。さらに後ろに気を取られて前にいた山犬に気付かず、気配に気付いた時は、すでに飛び掛かっていた。
ジーヤはとっさに右腕を出し、口の中に手を入れ、舌をつかみひっくり返した。そして胸を手刀で叩きつけた。背が折れるいやな音がし、山犬は動かなくなった。その間にその人はなぎなたをふるって山犬を殺していた。ぷーんと血の臭いとともに山犬の死体を見た。「さっさとここから去らないと血の臭いで他のやつが来るな。」
そう言うと、老人は住まいへ、案内した。 ・・・つづく・・・
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